汝、星のごとく 凪良ゆう

強さ、弱さ、誠実さ、狡猾さ、優しさ、厳しさ

相反する人間性のグラデーションが作中の登場人物全員から感じられて、この矛盾のようなものが人間というものなのではないか?

と感じます。

主人公2人よりは大分マシですが私も母親との関係性に葛藤のようなものを抱えていますので

読んでて辛い部分もありました。

個人的には3章の結びの文章

それでも、私は明日死ぬかもしれない男に会いに行きたい。 幸せになれなくてもいいのだ。

ああ、ちがう。 これが私の選んだ幸せなのだ。 わたしは愛する男のために人生を誤りたい・・・・の部分が好き